計画停電対策としての実効性

太陽光発電 設置調査―

計画停電対策としての実効性について

・蓄電について(発電と停電時間帯との時差)
太陽光発電や系統の電気を蓄電池に貯めて置き、夜間使用することは技術的には可能ですが、採算性が大きな壁になります。
また、電力を一時的に蓄電池に貯めておくことが可能となると、夜間の安い電力を貯めて置き、日中に使用することが可能になってしまう為、系統に繋がった蓄電池は電力会社が認めてくれないケースもあるようです。また、震災以降、発電機や蓄電池は急激な需要が多く1年以上の生産待ちという状況も耳にしています。
やってやれない事は有りませんが、採算性・実現性を冷静に考えると、現時点でお勧めできるとは言えません。

・停電発生時の動作
⇒日中、停電が発生した場合、太陽光発電システム内のインバーターが停止しますので、何も手を付けないと太陽光発電の電気を使用することはできません。
停電時は一旦インバーターの運転ボタンをOFFにしてから再度ONにすることで、インバーター横にある自立運転用コンセントで電気を利用することが可能になります。
ただし、太陽光発電で作られる電気は安定した電気ではなく、自立運転の発電容量は公称出力の5〜7割程度になりますので、大きな入力電気を必要とする家電製品には利用できません。