"発電する力"で注目のCIS系太陽電池とは?

太陽光発電 ニュース─

電力不足の懸念やクリーンエネルギーへの関心から、太陽光発電への注目度が高まっている。

いくつかある太陽電池の方式のなかで、変換効率や大面積での製造コストの面で大きな進化を見せている
化合物系薄膜太陽電池のCIS系にスポットを当てる。

太陽光発電というのは、最も純粋なエネルギーの変換技術だと言えます」。太陽電池メーカーであるソーラー
フロンティアの栗谷川悟技術本部長は言う。

「たとえば、火力発電も、最先端のテクノロジーと言われている原子力発電でさえ、基本的には、熱を発生させ、
水を蒸発させ、蒸気の力でタービンを回して、電気を起こす。『熱エネルギーを運動エネルギーに変え、運動エネ
ルギーを電気エネルギーに変える』という2段階を経ています。太陽光発電は、半導体で光が電気エネルギーに変わります。
光から電気エネルギーを直接つくれるのは太陽光発電しかない。ですから、太陽光発電は非常に筋がいい発電方法なんです」

日経トレンディネット 2011/7/20